※今回のブログは日記でもなく音楽のなんかそういう記事です。Basement-Timesで米津玄師の記事を読んで、あー俺も感想あるなぁって思ったので書いてみました。コンテストには参加しなかったけど。
はい、本題。
俺の中では密かに対立してるアーティストがいる。
星野源と米津玄師。
どっちもソロアーティストで、バンドサウンドを使って、踊って、音楽以外のこともやって、サブカル女子を軒並み殺す。実際やってることは似てるんじゃないかなこの二人。
星野源と米津玄師は光と闇、天使と悪魔、戦争を始めたら多分地球は真っ二つだ。
俺の中での源vs米津、どっちが勝つか考察してみようじゃないか。
まず贔屓します
はいもうダメ、個人的な意見が入る。俺は米津玄師は大好きだけど星野源は嫌い。
だって星野源は俺のこと馬鹿にしてきそう。米津は俺とかどうでもよさそう。喧嘩は売られたらムカつくから星野源はダメ。
さっきちらっと「天使と悪魔」なんて言ったけど、これ、”まさにそう”感がちょっとある。
www.youtube.comこの「LOSER」から米津は踊りだした。才能の塊。曲も最高で絵も書けるし踊れる。強い。
BasementTimesの批評記事でよく見たのが「LOSER(敗者)って…お前は十分勝者じゃねえか!」っていう意見。
でもね、俺はそうは思わないんだ。
米津は、スクールカーストでも下の方を見ていた知っていたし、友達だっていなかった時代があっただろうし、「人間なんて」って卑屈に思っていたりした時期もあっただろう。インタビューでは自閉症をカミングアウトしてた。
完全に根暗人間サイド。こちら側の人間だったわけだ。
だから俺は米津は好き。光と闇でいう闇サイドのてっぺんでLOSERな俺たちを鼓舞してるわけだ。
愛されたいならそう言おうぜ
思ってるだけじゃ伝わらないぜ
これはなんでもない俺らの軍を応援している歌だ。米津は俺らの首領。ついていきますぜ旦那。
LOSERの楽曲性もかっこいい。
今までの米津の不協和音感、散らかり具合をパーカッションで整理して見事なノリノリポップソングに仕立て上げている。やはりこの男は才能の塊。
クラップの音やギターのミュートしたプチプチ感、米津の中でも特にパーカッシブルで聴いていて自然と楽曲に入り込める楽しさがある。
楽しくて、俺らを鼓舞してくれてる。
対して光
光軍、主将星野源。
こいつも踊りやがるんだけど、まず楽曲のスタンスが違いすぎる。
こいつのそばにはキャワワな女子がいるし、普通に仕事終わりに友達とバーとか行く。トボトボとイヤホンつけながら街灯を睨んだりしない。
しかし、その”陽”加減がまた人気の秘訣になってる。
「暗い、シリアス」そんな雰囲気は好きな人は好きだけど、嫌いというか、受け入れられない人間のほうが多い。もしそこら辺のOLとかに米津と源を聴かせたら絶対源が勝つ。
マジョリティで殴ってくる。正直勝てない。だから俺は嫌いなんだけどさ。
楽曲のクオリティに関して。
良い、なんて言葉で片付けてしまうけど、実際良い。ぐうの音も出ない。
培ってきたブラックミュージック感をポップスに落とし込んで、誰が聞いても悪い点が浮かばない。現代に生きる日本人で、この曲の具体的にこういうところが穴がある、という意見があるなら教えてほしい。皮肉ではなく俺が思いつかないから言ってるんだよほんとだよ。
いちいちギターフレーズが気持ち良いからよく見てみたら浮雲がギター弾いてる。こういう楽曲に浮雲を使うな、適任すぎる。
ハマ・オカモトはなんだ。ラストのソロのところのベースラインヤバいだろ。うねりすぎ。気持ち良いからやめろ。
勝者は一体
音楽において優劣性を考えるのはそもそも間違っている、のだけれど僕は米津軍に一票をあげたい。好きだから。結局それしか言えない。
そうなんだけど、
両者とも、ソングライティングして、歌って、ギター弾いて、踊って、音楽以外のことをして、そしてどちらも多数のフォロワーがいて…二人ともめっちゃ強いのだ。
そして大事なこと。書いている俺はどちらの曲もめっちゃかっこいいと思ってる。だからこそ俺の中では竸ってるのだ。
この戦いは現代の邦楽シーンにおいてとても良くて強い刺激を残してくれるに違いない。
二人は最高のライバル関係であると俺は思うわけだ。
まぁそんな戦争、俺の頭の中だけなのかもしれないけど。
これでコンテスト出ればよかったな〜って今思いました。1万円とれる記事とは思わないけどちょっと感想聞きたかった感じはある。