さよならもいわずに

地方都市でほそぼそと暮らすあるギターボーカルの人

フェブラリーキルユー

皆さんは1年の中で最も嫌いな月はありますか?

 

僕は二月です。

二月はいつだって別れを決断したり、決断されたりする季節だからです。

 

大なり小なり、確実に悲しみを孕んだ「じゃあね」が毎年二月に集中するため僕は喜怒哀楽の混戦を極めてしまいます。

 

今年もそんな二月でした、という話。

 

僕が所属していたサークルの2個下の代にとても仲の良い後輩がいるのですが、ずっと僕の拙いギターや歌を尊敬していると言ってくれていて、素敵な後輩でした。

 

そんな後輩のバンドが今年、卒業のため解散となってしまいました。

「先輩だから」とか「仲が良いから」なんて色眼鏡無しで最高に素敵なバンドだったために、僕はこうやって二月の帰り道にそのバンドのその曲のサビを思い出しながら歩いていました。

その後輩が「やっとオリジナルで曲ができたので聞いてください」と言って、僕は「どれどれ」と偉そうな態度で初見は過ごしていたのですが、その曲を聞いた途端、悔しくて悔しくてたまらなくなりました。

 

なんか近しい人の曲を褒めるのはやっぱ恥ずかしいんだけどね、ほんと最初に聴いたインパクトは凄かった。

 

飲み会が終わって午前5時になるまでお喋りをして、うっすらと遠くの空が白んでいくのを、咥え煙草の向こうで睨んで、いろんなことを思い出して

「こんな悲しくなるならもういっそ会わないほうが良かったかもな」なんて思いながらアパートの鍵をドアノブに刺す

あの時のモヤモヤした気持ちを言語化していたから、もう負けたなって。

僕にはできなかったなって思いました。

 

 

そんな素敵なバンドが解散するのだからやっぱり二月は嫌いです。

またつまらん日常を僕は送ります。

環境が変わる人は、たまに僕と遊びに戻ってください。

 

ブラッドサースティーブッチャーズもそんな気持ちだったから2月からアルバムが始まったのかなぁ。

 

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